DX入門

デジタル化をすることがDX(デジタルトランスフォーメーション)ではない!

2020年の年末に戦国武将ランキングをテレビで放送していました。
専門家・一般の方・AIがそれぞれ選んだ武将を
総合的にランキングしていく内容だったと思う・・・

第一位は「織田信長」でしたが、
その後に、

「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が
同じ条件で戦ったら誰が勝つのか
AIが予想しました!!」

と司会者が言ってCMに。
出演者の人も

「おおぉ〜」

となって期待感が高まりながらのCM突入。

しかし!!!

CM明けに放送されたAIの予想とやらは
ものすごくしょぼいものだった・・・

出演者からも

「本当にAIなの?」

という疑問の声が。
私もこれでAIがやったというのか!?
と思ってしまいました。

番組のクライマックスでこの内容とは
とてもがっかりな終わり方でした。

小学校6年生の頃からゲームづくりなどをして
ITにずっと触れている私にとってIT技術は身近なもの。

だからこそ、最近の「なんでもAI」という風潮はどうかと思っている。

ITに弱い人が多いからこそ、
「AI」と聞くとなんだかすごそうと一般の人は感じてしまうが、
実は昔からある技術だったり、
ただの統計の延長線上だったりする。

「みんな!AIという言葉に騙されていますよ〜〜」

くだんの織田vs豊臣vs徳川も
ただのコンピューターシミュレーションでは?
と思ってしまいました。

そんなことを思っていたら、
最近は企業研修のテーマとして
DX(デジタルトランスフォーメーション)
を依頼されることが多くなってきています。

ニュースや新聞でもDXという言葉を
見かけるようになったので、
言葉としての認知度も高まっているように感じています。

けど、DXをただのデジタル化だと
思っている人が大半な気がします。

新型コロナ禍でテレワークが進み、
会社のいろんなやりとりがデジタル化した2020年。

ハンコ不要論が巻き起こったりもしていましたが、
いままでアナログだったことを
デジタル化すればよいというものではありません。

DX推進なんていいながら、
今までの業務を自動化(RPA)して
弊社はDX推進しており、最先端を行っています
なんていう企業もちらほら。

AI導入なども似たような現象ですけどね。

DXは、デジタル技術を用いて業務やビジネスを変革すること。

RPAなどのデジタル化はDX(デジタルトランスフォーメーション)ではなく、
デジタイゼーション(Digitization)です。

DXの本質は、デジタライゼーション(Digitalization)。
つまり、デジタル技術を活用することで既存のビジネスモデルを変革し、
新たな顧客体験を提供したり、新たな事業価値を創造したりすること。

ビジネスのやり方自体が変わり、
大きな変化であれば、
既存のビジネスを破壊するほどの
インパクトを持つものがDXです。

最近、セブンイレブンなどに
シェア自転車が設置されていることがあります。
これは、アプリやウェブサイトなどで自転車を予約したり、
ICカードを使って自転車を利用したりして、
サービスエリア内だったらどこに店舗に返してもよいもの。

まさにデジタル技術を使った
新しいビジネスを創出しています。
セブンイレブンで借りて、セブンイレブンに返すので
返すときにちょっと買い物もという流れにもなりますしね。
空いている敷地を有効活用して、しっかりマネタイズしている。

気軽なシェア自転車があれば、
出張や旅行などに行ったときに
ちょっとした移動に利用できますから便利ですよね。

ITに長く携わっている身からすると
多くの人がITに対してなんだかわからないけど
「壁」を感じている気がします。

そして、
自分にはあまり関係ないこと
ITの専門家が考えれば良いものと
考えている気がします。

真のDXをすすめるためには
ITに携わるテクニカルな人間だけではダメです。
ビジネスがわかるビジネス領域側の人の力が重要なんです。

だって、ビジネスモデルを変革するんですから。

だからこそ、
AIを始めとするこれからのデジタル技術で
何ができるのかに興味を持つことがとても重要だと思っています。

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