ご縁の器

人には『ご縁の器』がある

2020年冬の話なのですが。。。

以前会ったところから
800Kmも離れたところでの突然の再会

4年ほど前、独立したてでなかなか稼ぐこともできず
警備員などをやりながらなんとか生活していた頃

昔とった杵柄でシステム開発をお手伝いしたことがあります。

AccessというMicrosoftのデータベースソフトを使っての
システム開発のお手伝いを数ヶ月したことがあるんです。
本業は会計関連のお仕事の方で、都内にお住まいの社長さん

最初は六本木あたりで面接をしてもらった気がします。
その社長さんから4年ぶりに携帯にショートメッセージが来たんです。

「以前行ってもらっていたシステムの改修があるんですが
お手伝いいただけませんか?」

と。

社長さんは東京にいるものだと思っていたので、

「いま、札幌に単身赴任しているので、ちょっと厳しいですね。」

と返事をしたら、

「私も、親の介護のため札幌にいるんです。
最寄り駅は、○○です。」

「え!私も、○○ですよ!
ものすごい偶然ですね!!!お会いしましょう」

という流れで先日お会いしてきました。
近くにいるし、それほど負荷がかかるものでもなかったので
開発のお仕事も請け負いました。

社長さん曰く、

「札幌では、なかなかシステムの内容やプログラムの中身が
わかってくれる人がいなくて困っていたんだ!
話が通じる人がいてよかった。」

今回のシステムはAccessをちょっとやったことがあるレベルでは歯が立たず、
しっかりSEとして開発を行ったことがある人ではないと難しいレベル。

東京だから、札幌だからというわけではないですが、
やはり住んでいる人の母数の差があるので、
社長さんが言うような状態になってしまっているんでしょうね。

けど、本当に4年ぶりにメッセージが来たときはびっくりしました。

いままでもこういうことはあるのですが、
あるご縁から離れて別の道に行こうとした瞬間に
その空席を埋めるかのように連絡がくるんですよね。

やっぱり、人それぞれ『ご縁の器』があって、
その器が満たされるようにご縁がくる

そんな気がします。

だから、行き詰まってしまったり
現状を変えたりしたい場合は
付き合う人を変えたりするとよいと言いますよね。

そして、この『ご縁の器』は
自分の努力で大きくも小さくもできると考えています。

私の弟は、ものすごく大きくて広い『ご縁の器』を
持っていると思っています。
彼の行動を見ていると、

人のために何かをしてあげたい
困っている人の手助けをしたい

という気持ちが主なんですよね。

私みたいに、計算や打算が入ってしまうとダメ。
そんな人は器が小さくなってしまう。

常に「利他」の心で人と接することで人間力が高まり、
人間力が高い人のところにご縁が集まるんだろうな。

人生100年時代。
まだ40代半ばの若造なので、日々精進です。

関連記事一覧